こんにちは、Makaronです。
連載で続いている出産レポですが、今回は帝王切開手術後編となります。出産翌日から退院までのママの様子をまとめてみました。

帝王切開/出産翌日の朝
前日の夕方に無事に帝王切開で出産した私、翌日の朝に赤ちゃんと正式に対面となりました。
まだ手術の影響でベットから起き上がれないため、何とか身体を起こしてベビーベットに身を近づけ中をのぞき込み静かに寝ている赤ちゃんを見て『ママになった実感が全然ないな』と正直思う。自然分娩であれば産んだという感じなんだろうけど、帝王切開なのでその感覚が持てないのは少し残念ではあり。
今思えば出産したばかりの頃は「ママになった実感」ってあまり強く持てなかったけれど、日々赤ちゃんと接することで自分の意識だったり赤ちゃんへの愛情だったりが徐々に大きくなり、赤ちゃんの成長と共に自分も母として成長すると今つくづく思います。
帝王切開/翌日の様子
出産翌日のママの身体の様子をまとめると、こんな感じでした。
➀無痛分娩の時から背中に施されている硬膜外麻酔の影響で、手術の傷跡の痛みは動かなければほとんど感じない。
➁尿管が繋がっている為に、ベットからは下りられない。
➂➀の麻酔の影響で足がふにゃふにゃ(立てないので危険)
これから帝王切開をする方、本当に➂に注意してください。
というのも私、出産翌日の朝に目が覚めたときのこと、一歩ほど離れたベットサイドテーブルの上に置かれたスマホを取ろうとしたんです。手術後に初めて目覚めた時だったので、助産師さんから術後の注意点とか聞く前で➂のことなんて全然知らず。
いつもの調子で足を地につけ「よっこいしょ」と身を乗り出そうとしたら、足に力が全然入らずに足が「ぐにゃっ」っと転倒寸前!幸いにも上半身はしっかりしていたのでベットの柵をバカ力で掴み何とか転倒は避けられました。術後数日間はお腹の傷の痛みもピークなので、間違っても転倒はしないように本当に注意です。
この日は術後の抗生剤の点滴を4本され終わった夕方くらいに尿管と背中の硬膜外麻酔が解除されました。麻酔が解除されないと自由に部屋を動き回ることも出来ないし、赤ちゃんとの母子同室も出来ないんですよね。私がお世話になった病院では手術翌日に尿管等が解除されて、その次の日にママの身体の状況によって母子同室となる流れでした。
手術翌日は、こんな感じで1日が終わりました。
帝王切開2日目/母子同室開始
午前中はお腹の傷が痛むけど、母子同室に向けて身体を動かす練習が始まりました。
帝王切開の傷の痛みは?
前日は硬膜外麻酔の効き目でなんとかなっていたけど帝王切開2日目は麻酔の効果もなく。よってお腹の傷の痛みは帝王切開2日目がピークだったように思います。とはいえ痛みを押して部屋の中を自由に動き回るくらいは回復しました。
やって来た、母子同室
そして14時位から母子同室がスタート!不思議なもので赤ちゃんが来たら「お世話しなきゃ」という思いが先行するためか、お腹の痛みはあまり気にならなくなりました。
帝王切開3日目/ガスがでない
私がお世話になった病院では、帝王切開後、ガスが出ないと絶食で飲み物もダメです。

これがまた、地味にめっちゃくちゃ辛かったんです
水分は点滴で補ってはいるけど、水も飲めないって結構精神的に参りました。
手術後2日まではガスが出ず「いつでるか」「まだこないか」と、お腹に意識を集中させてもうんともすんともせず出る気配なし。なんでこう出て欲しい時に限って出ないんでしょうね。この時ほど「屁カモン!!」と思ったことはありません。お腹もすくし喉も乾く、そして慣れない赤ちゃんのお世話で泣きたくなりました。



水も飲めないご飯が食べられないって、こんなにも精神的にダメージが大きいものなのかと
シャワーがOKに
手術後3日目からシャワーがOKになったので、久しぶりに身体が綺麗になってやっとすっきり出来ました。
帝王切開4日目/ガスがでた!
夜中にトイレに行った時についにガスが出ました!大げさではなく本当に嬉しかったんです。これで絶食の日々から解放されると、つかさず看護師さんに報告しました。
ガスが出てからの飲食の状況
ガスが出たのが手術後4日目になったばかりの夜中だったので、こんな感じで飲食がスタートしました。
●朝食:お茶
●昼食:重湯
●夕食:流動食
※翌日からは、普通食
お腹がビックリしないように、慎重に食を進めて行きました。
思いもよらぬ嘔吐
やっとガスが出て念願の食事も出来て、よし!これから更に体力を回復するぞと意気込んだ矢先。夕食を食べてひと眠りしようかという時に何だか気持ちが悪い。ここまでぱったりと無くなっていた後期つわりがまた戻って来た感じ。今まで妊娠中に吐き癖がついていたせいか1回「吐きたい」と思ったら我慢が出来なくなっていました。
しかし今は、吐いたらお腹の傷に響くに決まっている。
なので気を紛らせて、気持ち悪いけど、気にしないようにして…やっぱりダメだ!とトイレへ駆け込む。なるべくお腹に力を入れないようにと思っていたけど吐きだすとコントロール不可の状態になってしまい。
手術後4日しかたってない出来立てほやほやの手術の傷は、吐く時の腹圧がかかるたびに「メリメリ」といった表現がぴったりくるような感覚が…。
このとき『』あぁ、終わった』と思いました。やっとの思いで吐き終えて、しばし暗闇のなかベットに腰掛けて1人で放心。お腹の傷がやばいくらいじんじん痛み「傷が裂けているんじゃないか」という不安で頭がいっぱい。赤ちゃんにふと目を移すと幸せそうな表情ですやすや。
なんかこの可愛い寝顔を見ていると安堵からか嘔吐でナイーブになったからか涙が出た。そんなんしていたら偶然見回りの助産師さんが真っ暗な中、一人ベットにうつむいて座っている私を見て、何事!と思ったのか心配そうに駆け寄って来てくれた。
軽く泣きべそかきながらさっきまでの事を話すとすぐにお腹の傷の状態を確認。そして幸いにも傷はなんともない事を教えてくれた。ちなみにその時に教えて貰ったけど、仮に全力で腹圧をかけたとしてもそう簡単には手術傷は裂けないらしい。
帝王切開5日目/やっと体力が回復
手術後5日目からはみるみる体力が回復。お腹の痛みも気にならなくその他の体調不良もほぼなくなり、やっと赤ちゃんのお世話に集中できる毎日がやって来ました。
まとめ
如何でしたでしょうか?ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
出産は本当に十人十色です。出産レポを見かけると自然と目を通してしまいますが色々あって本当に面白いですよね。全ての妊婦さんが健康で元気な赤ちゃんと笑顔で会えますように。
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