「ロゴ制作を仕事にしてみたいけど、まだ実績がない」
「初心者でも応募できるロゴの仕事ってある?」
そんな方に知ってほしいのが、ロゴコンペです。
ロゴコンペは、ひとつの募集に対して複数のデザイナーがデザイン案を提案して、その中から採用作品が選ばれる形式。
実績がほとんどない初心者でも参加できる案件があるので「最初の1件をどう取ればいいか分からない」という人にも挑戦しやすい方法です✨
ただし、「とりあえず作って応募すればいい」というわけではなくて。
実際には、
- 募集内容を読み取る
- クライアントのイメージを考える
- ロゴを制作する
- 提案文を書く
- 修正依頼に対応する
- 採用後にデータを整えて納品する
という流れがあります。
この記事では、初めてロゴコンペに参加する方向けに、応募から採用後までの流れを順番に解説します。
ロゴコンペって何?
ロゴコンペは、企業や店舗などがロゴデザインを募集して、複数のデザイナーから集まった提案の中から採用作品を選ぶ形式です。
通常のロゴ制作は、
依頼 → ヒアリング → 制作 → 提案
という順番。
でもコンペは、
募集を見る → デザインを制作する → 提案する → 採用作品が決まる
という順番になります。
つまり、仕事を受注してから作るのではなく、まず提案して採用されたら報酬につながるのが大きな違いです。
ロゴコンペは初心者でも応募できる?
案件によりますが、できます。
応募時点で大きな実績がなくても、募集内容に合わせてロゴを制作して提案できます。
「まだ実績がない」「ポートフォリオが少ない」という段階でも挑戦しやすいのが特徴✨
特に初心者にとって大きいのが、実際のクライアントの条件をもとにデザインを考えられること。
架空ロゴの練習とは違って、
- 業種
- ターゲット
- 希望する雰囲気
- 使用する色
など、実案件に近い条件の中でロゴを考えることになります。
採用されなくても、この経験はロゴ制作の練習になります。
ただし、応募すれば必ず報酬が発生するわけではありません。
ここはコンペを始める前に知っておきたいポイントです。
初心者がロゴコンペに参加する7ステップ
STEP1|応募できそうな案件を探す
まずはロゴ制作案件を探します。
クラウドソーシングサービスで、ロゴ制作カテゴリーからコンペ形式の募集を探せます。
初心者の場合、最初から報酬額だけで選ぶより、自分がイメージしやすい業種を選ぶのがおすすめ。
たとえばカフェ・美容サロン・クリニック・飲食店など、募集文を読んで「こんなデザインにしたら良さそう」とある程度イメージできる案件から始めると制作しやすいです。
逆に、業界自体がよく分からない・専門用語ばかりで事業内容が理解できない案件は、最初は無理に選ばなくてOKです🙆♀️
STEP2|募集要項を最後まで読む
ここ、かなり重要です。
デザインを始める前に、募集要項を最後まで読みます。
確認したいのは、
- 会社名・店舗名
- 事業内容・ターゲット
- 希望する雰囲気・カラー
- 入れたい・入れてほしくないモチーフ
- 使用場所・納品形式
- 注意事項
など。
「30〜40代女性向けの美容サロン」と「小学生向けの学習教室」では、同じ丸いロゴでも目指す雰囲気はまったく違います。
初心者のころは「自分が作りたいロゴ」を作ってしまいがち。
でも仕事では、クライアントが必要としているロゴを考えることが大切です。
ここが、趣味のデザインと仕事のデザインの大きな違いです。
STEP3|すぐ作らず、条件を一度整理する
募集内容を読んだら、いきなりIllustratorを開かずに一度整理してみてください。
私がおすすめするのは、この3つを考えること。
- 誰に?
- 何を伝える?
- どんな印象にする?
たとえば、
誰に?→ 地域の子どもから高齢者まで
何を伝える?→ 安心して相談できるクリニック
どんな印象?→ 清潔感・安心感・親しみやすさ
と整理すると、「格好いい形を作ろう」ではなく「安心感を伝えるにはどんな形がいい?」と考えられるようになります✨
STEP4|Illustratorでロゴを制作する
方向性が決まったら、Illustratorで制作します。
最初から1案に決める必要はなくて、
- A案:文字を中心にする
- B案:モチーフを中心にする
- C案:頭文字をシンボル化する
など、いくつか方向を考えてから良さそうなものを整えていきます。
初心者のころは「何か足りない気がする」と装飾をどんどん増やしてしまいがち。
でもロゴで大事なのは、小さくしても分かること。
一度かなり小さく縮小して確認してみてください。
細い線や細かい装飾が消えてしまうなら、少し整理した方がいい場合があります。
STEP5|提案文も丁寧に書く
コンペでは、ロゴと一緒に提案文を書くことがあります。
ここを適当にしない方がいいです。
「よろしくお願いします。」だけでは、そのデザインを作った理由が伝わりません。
提案文では、
① 何を表現したロゴなのか
② なぜこの形にしたのか
③ どんな印象を意識したのか
を簡潔に書きます。
難しいデザイン用語を並べなくていいです。
クライアントが読んで「だからこのデザインなんだ」と理解できる文章の方が大切です。
STEP6|修正・質問に対応する
採用後に、
「文字を少し大きくしてください」
「色を変更できますか?」
「横型バージョンも欲しいです」
など、調整が入ることがあります。
丁寧に対応していきます🙆♀️
STEP7|採用されたらデータを納品する
最後に、AI・PDF・PNG・JPGなど指定された形式でデータを用意して納品します。
ここで初めて、ロゴを作る技術だけでなく、仕事を最後まで進める知識が必要になってきます。
ロゴコンペで気をつけたいこと
募集文を流し読みしない
「○○を使用しないでください」「文字は必ず入れてください」など、重要な条件が書かれていることがあります。
デザイン前に一度、提出前にもう一度確認します。
他の応募作品に引っ張られすぎない
コンペによっては他のデザイナーの提案が見える場合があります。
でも他の人の作品に寄せすぎると、自分の提案の意味がなくなります。
募集内容とクライアントの目的から、自分で考えることが大切です。
フリー素材の権利に注意する
ロゴは将来的に商標登録される可能性もあります。
素材を使う場合は「商用利用OK」だけでなく、ロゴ利用・商標登録への利用が認められているかまで確認が必要です。
ロゴコンペのデメリットも知っておこう
ロゴコンペは初心者でも挑戦しやすい一方、デメリットもあります。
一番大きいのは、
制作しても採用されなければ報酬につながらない
ということ。
だから、コンペだけにずっと応募し続けるより、
最初の経験を積む → 実績を増やす → 直接依頼やサービス出品にも広げる
という使い方がおすすめです。
コンペはゴールではなく、ロゴデザイナーとして仕事を始める入口のひとつと考えるといいと思います。
採用されたあとが、実は一番大変だった
「やった!採用された!」
となったあと、
「……で、何をすればいいんだろう?」
ってなります😅
採用 → 修正 → 最終確認 → 納品データ作成 → 納品
という流れがあるんですが、ここはデザインの勉強だけでは分からない部分。
ロゴの作り方は調べれば出てきます。
でも、仕事の進め方まで教えてくれる情報は意外と少ないんですよね。
だから、コンペへ応募し始めた段階で「採用されたあと何をするのか」まで一度確認しておくと安心です。
私が実際にやっているロゴ制作の仕事の流れ(問い合わせ〜納品まで)をまとめた記事はこちら👇

コンペで経験を積んだら、次のステップとして読んでみてください🙆♀️
