「Illustratorでロゴを作ってみたい」
「デザイン未経験でも、ロゴ制作って仕事になる?」
「Illustratorの操作は少しできるけど、仕事にする方法が分からない」
そんな方へ。
結論からいうと、Illustrator初心者・デザイン未経験からでも、ロゴ制作を仕事にすることはできます。
私自身、もともとデザインの仕事をしていたわけではありません。
Illustratorも未経験。
最初は直線を引くことすら怪しい状態からスタートしました。
それでも少しずつ練習を続けて、今はロゴ制作を仕事にしています。
ただ、実際にやってみて気づいたことがあって。
「Illustratorが使えるようになること」と「ロゴ制作を仕事として進められること」は、まったく別の話です。
ロゴを作れるようになったあとには、
- どうやって仕事を探す?
- 最初の依頼にはどう返信する?
- 何をヒアリングする?
- 初稿は何案出す?
- 修正にはどう対応する?
- 最後にどんなデータを納品する?
という、デザインソフトの勉強だけでは分からないことが山ほど出てきます。
この記事では、Illustrator初心者がロゴ制作を始めて、実際の仕事につなげるまでの流れを7ステップで紹介します。
「ロゴを作ってみたい」で終わらず、いつか仕事にしてみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Illustrator初心者でもロゴデザインはできる?
できます。
むしろ、ロゴ制作はIllustratorを学び始めた人が挑戦しやすいデザインのひとつ。
ロゴは、写真加工をたくさん使うデザインと違って、
- 円
- 四角
- 線
- 文字
- シンプルな図形
これらを組み合わせて作ることもできます。
Adobe Illustratorは、ロゴやイラストなどのベクターグラフィックを制作できるソフトです。
拡大・縮小しても画質が劣化しにくいので、名刺のような小さなものから看板のような大きなものまで使われるロゴ制作との相性もばっちり🙆♀️
ただし、ここで覚えておきたいのが、「Illustratorを操作できる = 良いロゴが作れる」ではないということ。
Illustratorはあくまで道具。
ロゴ制作では、
- 誰のためのロゴなのか
- どんな印象を与えたいのか
- 何を伝えたいのか
を考えて形にする力も必要になります。
最初から完璧じゃなくて大丈夫。
まずはIllustratorの基本操作を覚えながら、実際にロゴを作ってみるところから始めれば十分です✨
未経験からロゴ制作を仕事にする7ステップ
私がこれからロゴデザインを始める人におすすめする順番がこちらです。
- Illustratorの基本操作を覚える
- 既存ロゴを観察する
- 架空のロゴを作る
- ポートフォリオを作る
- 小さな案件から応募する
- クライアントワークを覚える
- 実績を積みながら得意分野を作る
順番に説明しますね。
STEP1|まずはIllustratorの基本操作を覚える
最初からIllustratorのすべての機能を覚える必要はありません。
ロゴ制作を始めるなら、まずはこのあたりから覚えていけば十分です。
- 選択ツール
- 図形ツール
- ペンツール
- パスファインダー
- 塗りと線
- 文字ツール
- アウトライン化
- 整列
- アートボード
- JPG・PNGなどの書き出し
私も最初からIllustratorを使いこなせたわけじゃありません。
実際に作品を作りながら、
「この形はどうやって作るんだろう?」
「ここを丸くするにはどうしたらいい?」
と、その都度調べながら覚えていきました。
正直、この方法の方が身につきやすかったです😊
Illustratorの機能を最初から全部暗記するより、
作りたいものを決める → 分からない操作を調べる → 実際に使う
この繰り返しをしてみてください。
STEP2|良いロゴをたくさん観察する
Illustratorの操作と並行してやってほしいのが、ロゴを見ること。
普段なんとなく見ているロゴも、意識して観察するとかなり勉強になります。
- なぜこの形なのか?
- なぜこの色なのか?
- なぜこのフォントなのか?
- 小さく表示しても見やすいのはなぜ?
- シンボルマークだけで会社が分かるのはなぜ?
という視点で見てみます。
大切なのは、既存ロゴをそのまま真似して自分の作品として使うことではありません。
ロゴを分解して、「どういう考え方でこのデザインになっているんだろう?」と考えるための教材として見るイメージです。
ロゴデザインを始めたばかりのころは、どうしてもIllustratorの操作ばかりに意識が向きがち。
でも仕事としてロゴを作るなら、最終的には操作以上に考える力が重要になります。
STEP3|架空のロゴを作って練習する
基本操作を少し覚えたら、実際にロゴを作ってみましょう。
おすすめは、架空のお店や会社を設定すること。
たとえばこんな感じです。
【架空のカフェ】
- 店名:MORI CAFE
- ターゲット:30〜40代女性
- 雰囲気:ナチュラル・落ち着いた・シンプル
- モチーフ:木・葉
【架空の小児科】
- 名称:ひだまりこどもクリニック
- ターゲット:小さな子どもを持つ家族
- 雰囲気:やさしい・安心・清潔感
- モチーフ:太陽・子ども・円
このように条件を決めてから作ります。
ここで重要なのは、「かわいいロゴを作ろう」ではなく、「誰に、どんな印象を伝えるためのロゴなのか」を決めてから制作すること。
実際の仕事でも、クライアントから希望や条件を聞いて、それをデザインに落とし込んでいきます。
架空案件の段階からこの考え方に慣れておくと、後々かなり役立ちますよ✨
STEP4|ポートフォリオを作る
ある程度作品ができたら、ポートフォリオを作ります。
仕事を獲得するとき、「Illustratorが使えます」と文章で伝えるより、実際に作ったロゴを見てもらう方が圧倒的に早いです。
最初は実案件がなくても大丈夫。
架空案件で作った作品を掲載してOKです。
5〜10作品程度から始めても十分。
ただし、ロゴだけをポンと並べるより、
- 店名・企業名
- 想定した業種
- ターゲット
- コンセプト
- なぜこの形にしたのか
まで載せておくと、考えてデザインしていることが伝わりやすくなります。
さらに、名刺・看板・ショップカードなどにロゴを使用したモックアップもあると、実際に使用したイメージが伝わってよりいいですよ🙆♀️
STEP5|初心者でも応募できるロゴ案件を探す
ポートフォリオができたら、いよいよ仕事を探します。
最初から企業と直接契約する必要はありません。
初心者なら、クラウドソーシングを利用する方法があります。
ロゴ案件には大きく分けて、
- コンペ形式
- プロジェクト・依頼形式
の2種類があります。
コンペの場合は、募集内容に合わせてデザインを作り、複数の提案の中から採用作品が選ばれます。
実績がない段階でも参加しやすいのがメリット✨
ただし、応募すれば必ず仕事になるわけではありません。
最初は採用されなくても、募集内容を読む → コンセプトを考える → ロゴを作る → 提案するという一連の流れ自体が、かなり良い練習になります。
私も、いきなり何でもできたわけじゃありませんでした。
作品を作って、応募して、改善して。
その繰り返しです。
STEP6|ロゴを作るだけでなく「仕事の進め方」を覚える
ここが、初心者のころに一番分かりにくかった部分です。
ロゴ制作を勉強していると、Illustratorの使い方やロゴの作り方はたくさん出てきます。
でも、実際に依頼が来た瞬間、「……で、まず何をすればいいの?」となります。
初めて問い合わせが来たとします。
そのあとには、問い合わせ対応 → ヒアリング → 制作 → 初稿提出 → 修正 → デザイン決定 → 最終データ作成 → 納品という流れがあります。
さらに各工程で、
- 「最初の返信は何て書けばいい?」
- 「ヒアリングでは何を聞く?」
- 「初稿は何案くらい?」
- 「修正はどこまで対応する?」
- 「AIデータってそのまま渡していい?」
- 「アウトライン化は必要?」
など、細かな疑問が次々に出てきます。
私自身、初心者のころはここが一番不安でした。
デザインは練習できても、お客さまとの仕事の進め方は、実際に案件を受けるまで分かりにくいんですよね。
ロゴ制作を副業にしたいなら、Illustratorやデザインの勉強と同時に、このクライアントワークも覚えておくことをおすすめします。

STEP7|実績を積みながら得意なロゴを作る
最初は、いろいろな業種のロゴに挑戦してみてください。
そのうち、
「このジャンルは作りやすい」
「こういうデザインを頼まれることが多い」
「この業種のお客さまと相性がいい」
というものが出てきます。
そこから少しずつ得意分野を作っていきます。
たとえば、
- 飲食店専門
- 女性向けサロン専門
- 士業専門
のような形です。
「何でもできます」と言うより、「このジャンルならこの人」と思ってもらえる方が、選ばれる理由を作りやすいです。
最初から専門分野を決める必要はありません。
いろいろ作る中で、自分の得意なデザイン × 需要があるジャンルを探していけば十分ですよ✨
Illustrator初心者がロゴ制作で最初からやらなくていいこと
初心者のころは、「もっと勉強してからじゃないと」と思ってしまいがちです。
でも、最初から全部できる必要はありません。
特に、
- Illustratorの全機能を覚える
- デザイン本を何十冊も読む
- 資格を取得する
- 高額な機材を揃える
- 完璧なポートフォリオを作る
- 何年も勉強してから応募する
というところまで待つ必要はないと思っています。
もちろん勉強は大切。
でも、ロゴ制作は実際に作らないとなかなか上達しません。
勉強する → 作る → 見直す → また作る
この繰り返しが大切です。
絵が描けなくてもロゴデザインはできる?
できます。
「ロゴデザイナー=絵が上手な人」と思われることがありますが、必ずしもそうではありません。
ロゴには、
- 文字だけのロゴ
- イニシャルを使ったロゴ
- 幾何学図形を組み合わせたロゴ
- シンプルなシンボルマーク
など、さまざまな種類があります。
だから、イラストが得意じゃなくてもロゴ制作はできます。
私自身も、最初から絵を描く能力を武器にロゴ制作を始めたわけではありませんでした。
それよりも、情報を整理する → コンセプトを考える → シンプルな形に落とし込むという力の方が重要だと感じています。
独学でもロゴデザインを仕事にできる?
独学から始めることもできます。
ただし、独学の場合に困りやすいのが、何をどの順番で覚えればいいか分からないこと。
Illustratorを開く。YouTubeを見る。本を読む。ロゴを作ってみる。
ここまではできても、「じゃあ、どうやってこれを仕事にするの?」というところで止まりやすい。
だから私は、① Illustratorを覚える → ② ロゴを作る → ③ ポートフォリオを作る → ④ 案件に応募する → ⑤ 仕事の進め方を覚えるという順番をおすすめします。
ゴールを「Illustratorを使えるようになる」にしないこと。
「実際に1件のロゴ制作を最後まで完了できるようになる」
を最初のゴールにすると、勉強するべき内容も見えてきます。
初めてロゴの依頼が来る前に知っておきたいこと
初めて問い合わせが来ると、もちろんうれしいです。
でも同時に、「本当に自分にできるかな」という不安も出てきます。
私もそうでした。
デザインの勉強はしていても、仕事の流れは別問題だったからです。
依頼を受ける前に最低限、
- 問い合わせへの返信
- ヒアリング項目
- 制作スケジュール
- 初稿の出し方
- 修正対応
- 著作権や商標への配慮
- 納品するファイル形式
- Illustratorデータの整理
あたりは知っておくと安心です。
「依頼をもらってから調べればいい」と思うかもしれません。
もちろん、それでも進められます。
でも、問い合わせが来てから全部調べ始めるとかなり焦ります😅
案件を獲得する勉強と同時に、案件を最後まで進める勉強もしておくことをおすすめします。

ロゴを作れるようになったら、次は「仕事として進める力」
Illustrator初心者でも、ロゴを作ることはできます。
そして、未経験からロゴ制作を仕事にすることもできます。
ただし、Illustratorを覚えることとロゴ制作を仕事として完了させることの間には、もう一段階あります。
それが、クライアントとの仕事の進め方です。
私は未経験からロゴ制作を始めましたが、実際に仕事を始めて一番戸惑ったのはデザインそのものより、
問い合わせから納品まで「どう進めればいいのか」という部分でした。
そこで、初めて依頼が来たときの返信・ヒアリング・初稿提出・修正対応・納品まで、実際のロゴ制作で必要になる流れをひとつにまとめています。
「Illustratorを勉強している」
「ロゴも少し作れるようになった」
「次は仕事として挑戦してみたい」
という方は、次のステップとして読んでみてください👇

Illustrator初心者のロゴ制作についてよくある質問
Illustratorはどのくらい使えればロゴ制作を始められますか?
すべての機能を覚える必要はありません。
図形作成、ペンツール、パスファインダー、文字入力、アウトライン化、整列、色の変更、データの書き出しなど、ロゴ制作でよく使う基本機能から覚えていけば大丈夫です。
実際にロゴを作りながら、必要になった機能をその都度覚えていく方法がおすすめです。
Illustrator初心者でもロゴ制作の副業はできますか?
可能です。
ただし、Illustratorの操作だけでなく、デザインの考え方やクライアントとの仕事の進め方も必要になります。
最初は架空案件で練習し、ポートフォリオを作って、小さな案件から経験を積む方法がおすすめです。
ロゴ制作に資格は必要ですか?
ロゴ制作の仕事を始めるために、特定の資格が必須というわけではありません。
資格よりも、実際の作品やポートフォリオ、依頼内容を理解してデザインに落とし込む力の方が重要になります。
デザイン未経験でもロゴデザイナーになれますか?
未経験から始めることはできます。
最初から「ロゴデザイナーになる」と大きく考えるより、
Illustratorを覚える → 1作品作る → 5作品作る → ポートフォリオを作る → 1案件応募する
と小さく分けて進めるのがおすすめです。
ロゴ制作は何から勉強すればいいですか?
まずIllustratorの基本操作を覚え、並行してさまざまなロゴを観察してみてください。
その後、架空案件を設定して実際にロゴを制作します。
操作方法だけを勉強し続けるより、作品を作りながら必要な知識を身につけた方が実践につながりやすくなります。
まとめ|Illustrator初心者なら、まず1つロゴを作ってみよう
Illustrator初心者がロゴ制作を仕事にする流れをまとめると、
- Illustratorの基本操作を覚える
- 良いロゴを観察する
- 架空のロゴを作る
- ポートフォリオを作る
- 初心者向け案件に挑戦する
- クライアントワークを覚える
- 実績を積みながら得意分野を作る
未経験のころは、
「もっと上手くなってから」
「もっと勉強してから」
と思ってしまいます。
でも、最初から完璧な人はいません。
まずはIllustratorを開いて、1つ作ってみる。
次にもう1つ作る。
ポートフォリオができたら、1件応募してみる。
その積み重ねです✨
そして、ロゴを作れるようになったら、次に覚えたいのが「依頼を受けてから納品するまでの仕事の進め方」。
ここまで分かると、「ロゴを作る勉強」から「ロゴを仕事にする準備」へ一歩進めます。
これからロゴデザインを仕事にしたい方は、焦らずひとつずつ進めてみてください🙆♀️
