窓用エアコンの暖房機能はあまり効かないのか?
真冬の寒さ対策に「暖房が使える窓用エアコンを導入しようかな?」と考えるひとは多いですよね。
我が家は、真夏では冷房専用タイプの窓用エアコンを活用していて、その高い性能は体感済みです。
窓用エアコンのおかげで夏は快適に過ごせているので『冷暖房兼用タイプに買い替えれば年中快適に過ごせるのでは?』と、一度本気になって調べてみました。
慎重に検討した結果、我が家は(暖房器具としては)窓用エアコンではなく『オイルヒーター』を選びました。
その大きな理由のひとつが、暖房タイプの窓用エアコンには、ノンドレン機能(排水不要構造)がないこと!!
これ、めちゃくちゃ重要な要素なんです。
窓用エアコンは、運転中に発生した水分が内部に溜まるので、その水分を屋外に排出する必要があります。
ノンドレン機能とは、エアコン内部で不要な水分を蒸発させて、排水が不要とする仕組みです。
冷房タイプの窓用エアコンはほぼこのノンドレン機能が導入されているのですが、暖房機能付きのモデルはそうはいかないんですよね…
そして、暖房タイプの窓用エアコンについては「思ったより暖まらない」「排水が面倒だ」という声が後を絶ちません。
苦労して窓枠に窓用エアコンを設置して、更に定期的な排水が必要なうえに『思ったよりも温まらなかった』なんて嫌すぎる。
この記事では、窓用エアコンの暖房が効かないという意見をまとめ、代わりに「設置も簡単・音も静か・乾燥しにくい」オイルヒーターを導入したエピソードをご紹介したいと思います。

窓用エアコンの暖房が効かないと言われている理由
外気温が下がると効率が急低下する
窓用エアコンは冷房をメインに設計されており、外気温が5℃を下回ると暖房効率が大幅に低下すると言われています。
内部の熱交換が追いつかず、室温が上がらないという声が多い印象でした。
ノンドレン機能がなく結露が発生する
ノンドレン式の窓用エアコンは排水が不要でめちゃくちゃ快適ですが、暖房タイプの窓用エアコンにはその機能がありません。※2024年現在
我が家が暖房タイプの窓用エアコンを導入しなかったのは、まさにこれが要因でした。
暖房タイプの窓用エアコンは、水がたまり、結露・排水処理が必要になります。
冬場に排水タンクを何度も空にするのは、正直面倒ですよね。
冷暖房兼用タイプの窓用エアコンに、ノンドレン方式を導入できたら最高なんだけどな…
窓の断熱性が低く熱が逃げやすい
窓用エアコンは窓枠に設置する構造上、冷気や隙間風の影響を強く受けてしまうので、せっかくの暖気が外へ逃げていきやすいと言われています。
暖房能力が1.2〜2.0kW程度しかないため、6畳以上の部屋では力不足です。
実際の口コミ:冬に後悔した人の声
ネット上には、窓用エアコンの暖房に関して次のような声が多く見られました。
「部屋の上だけ暖かくて、足元は温まらない」
「夜にポタポタ水の音がして寝られない」
「結局ストーブを追加で買った」
こうした失敗談の多くは、「窓用エアコンでも十分暖まる」と思い込んで購入したケースですね。
ですが実際には、冷房中心の設計のため冬場の暖房性能は限定的です。
購入前に「冬の主暖房には向かない」という点を理解しておくことが大切です。
オイルヒーターなら置くだけで快適に暖まる
そんな中、我が家が注目したのが「オイルヒーター」です!!
設置はコンセントを挿すだけでOK。
工事不要で、届いたその日から使えるのが魅力です。
さらに、オイルヒーターはそもそも風や水分を発生させないため、結露や水漏れとは無縁です。
温風を出さずにじんわり暖める「ふく射熱式」なので、空気を汚さず・乾燥させず、寝室や子ども部屋にも最適です。
音も静かで、勉強中や就寝時にも快適に使えますよ。
窓用エアコンとオイルヒーターの比較
| 比較項目 | 窓用エアコン | オイルヒーター |
|---|---|---|
| 設置 | 窓枠に固定が必要 | コンセントに挿すだけ |
| ノンドレン機能 | なし(排水が必要) | そもそも排水という概念なし |
| 暖まり方 | 局所的(風頼み) | ふく射熱で部屋全体 |
| 音 | 運転音が大きい | ほぼ無音 |
| 結露 | 起きやすい | 起きにくい |
| 乾燥 | しやすい | しにくい |
| 安全性 | 中(+補助鍵が必要) | 非常に高い(火を使わない) |
この比較を見ると、「冬の快適さ」ではオイルヒーターが圧倒的ではないかなと思います。
とくに結露や乾燥、ノンドレン問題が気になる人には理想的な家電だと言えるでしょう。
オイルヒーターを選ぶときのポイント
- 部屋の広さに合ったW数(例:6〜8畳=1,000〜1,200W)を選ぶこと
- 転倒OFFやチャイルドロックなどの安全機能を選ぶこと
- タイマー・エコモードで電気代を節約できること
- 移動しやすいキャスター付きモデルが便利です
冬に快適なオイルヒーターメーカー3選
デロンギ
性能性No.1の老舗ブランドで、圧倒的な信頼感が感じられるメーカーですね。
静音&安全設計で寝室で使うにはもってこいです。
少々お値段は高めですが、なによりも性能重視で我が家もデロンギを選びました!!

アイリスオーヤマ
デロンギの半額以下の価格で買えてしまうので、コスパ抜群のメーカーです。
省エネ機能とデザイン性の両立もできているなと感じました。
購入タイミングやモデルによっては、デロンギの4分の1程度で変えてしまうこともあるので、セール情報もチェックですね!!
山善
北欧風デザインでインテリアになじむ人気機種が多いですね。
デザインとしては一番好きなメーカーでした。
まとめ:冬に後悔しない暖房選びを
- 窓用エアコンの暖房は構造上どうしても効率が悪いこと
- 冷暖房兼用タイプはノンドレン機能がなく、結露の発生や排水の手間が発生すること
- オイルヒーターなら、設置も簡単で・静か・空気を汚さない
冬を快適に過ごしたいなか、「窓用エアコン」だけではなく「オイルヒーター」もぜひチェックしてみてくださいね(^^


