母乳やミルクから固形食への移行は、ママと赤ちゃんにとって、とても大きなステップアップですよね。
我が家は、娘がまもなく2歳というときに、断乳(もはや卒乳)をしました。
断乳(もはや卒乳)に成功した方法が、ユーモアな方法なので、こちらも見てください。
しかし、断乳して絞らなかったら、乳腺炎になってしまって…
大変な目にあいました。
この記事では、体験談を交えながら、断乳の進め方と、断乳後に絞らないとどうなるか?について、まとめてます。
断乳のとき、おっぱいを絞らないとどうなるの?
この記事は、こんなお悩みに答えます。
- 断乳の進め方
- 泣かせずに断乳するためには
- 断乳後に絞らないとどうなるのか【基本的な考え方と実体験】
- 断乳後の乳房ケアについて
断乳とは
断乳は、母乳やミルクの授乳を止めて、赤ちゃんを固形食へと移行させること。
この過程は、赤ちゃんの成長と発育にとって重要なステップであり、また母親にとっても大きな変化となりますよね。
断乳の定義
断乳は、母乳やミルクの授乳を完全に止めることです。
これは、赤ちゃんが固形食を食べられるようになってから行い、赤ちゃんの栄養源を母乳やミルクから固形食へとシフトさせる重要な過程となります。
断乳という言葉は、なんとなくネガティブなイメージがつきまといますが、赤ちゃんの心と身体の成長の為には決して悪いことではありません。
断乳の方法
断乳の方法は、一般的には、まず一日のうちの一部の授乳回数から断乳を始めて、徐々に授乳の回数を減らしていくことが基本です。
我が家は、こんな感じで進めました。
- 昼の授乳回数を約半分に減らす
- 昼の授乳回数をかなり減らす
- 寝る前の授乳だけにする
- 寝る前もやめてみる
- 断乳成功!
各番号への移行は、ママが焦ってなければ、特に期間を決めずにのんびりやるのもよし。
ママが急ぎたければ、多少強引に進めるのもよし。
フォローアップミルクの活用や、赤ちゃんの反応を見ながら、無理なく進めていければよいと思います。
断乳のタイミング
離乳食を順調に食べられていれば、早くて生後6~7ヶ月で、断乳・卒乳がうまくいくこともあるようです。
この時期になると、赤ちゃんの消化器官が発達し、固形食を受け入れる準備が整ってきます。
そして、一番断乳に適したタイミングと言われているのが、離乳食が3回食になる生後10ヶ月~1歳頃です。
しかし、断乳のタイミングは赤ちゃんやママの状況にもよりますので、焦らずにママが良いと思ったときに無理なく進められれば良いのかなと思います。
私は、夜も添い乳で寝ていたし、楽だから別に良いかという考えだったので、1歳を過ぎても断乳できる気配はなし。
というのも、1歳過ぎくらいに、軽い気持ちで断乳しようと試みたのですが、あまりの大泣きに断念しました。
《何としてでも断乳するという強い意志》が私に無かったことも、失敗した原因の1つではあります。
断乳の時期に、正解なんてありません。
《何としてでも断乳するという強い意志》がママにあれば、断乳や卒乳の時期はいつでも良く、ママがしたいと思ったときがそのときです。
《何としてでも断乳するという強い意志》まではちょっと…子供が可哀想で心が折れてしまう…というママさんであれば、言葉が通じるようになる1歳半くらいからであれば、意思疎通が大分スムーズになり、言い聞かせも出来るようになるので、上手く行きやすいかもしれません。
1歳半くらいに、さすがにいつまでもおっぱいは良くないかな?と思ったこともあり、断乳を考えるようになりました。
そしてすぐに、断乳を強く決意する出来ごとが。
それは、授乳しているときに、吸っていない方のおっぱいを引っ張るようになったこと!!
これが痛いのなんのって、そしてめちゃくちゃイライラする。
それまでは『添い乳楽だし』『可愛いし』『もう少しこのままでも良いかな』なんて呑気に思ってましたが。
一気に辞めるモードに突入です。
ママが寂しくないか
断乳・卒乳するときに大事なことは、ママも寂しくないかだと思います。
『いやいや、全然さみしくない』『むしろ早くやめたいんだけど』という気持ちなら良いのですが、少しでも授乳しているときに『可愛いな』『この顔をもう少し見ていても良いかな』と思うのであれば、無理に辞める必要はないと思います。
というのも、私自身『可愛いな』『この顔をもう少し見ていても良いかな』という気持ちのときに、断乳してみたときは結局うまく行かず。
『いやいや、全然さみしくない』『むしろ早くやめたいんだけど』という気持ちになってから断乳したら、成功したからです。笑
そして、断乳できたら当然ながら、もうその子におっぱいをあげることは一生ないんです。
おっぱいをあげることって小さいうちの限られた時間しか出来なくて、その時期が過ぎれば、もう二度と味わえない時間なんですよね。
泣かせずに断乳するには?
断乳を強く決意した、そんな私が思うことはただ1つ。
赤ちゃんを泣かせずに、楽に断乳する方法はないものだろうか?
断乳や卒乳の方法は《どれだけ泣いても心を鬼にして耐える》が一般的ですが、娘ちゃんを泣かせるのは可哀想だし、出来ることならそんな姿は見たくない。
というのは建前で、仕事で疲労困憊のときに、泣き声を長時間聞きたくないのが本音だ。
泣かせずにということは《欲しいけど貰えない=悲しい》という状況じゃなくて、《もう好きじゃない=別に欲しくない》と思えるようになれば、楽に断乳・卒乳出来るんではないか?と思ったんですよね。
泣かせない断乳のやり方
という訳で、あの手この手で《おっぱいもういらないよ!大作戦》を決行することにしました。
実際に効果が高かった、神アイテム3選をご紹介します。
今まさに《泣かせて我慢中》のママさんは、一度試してみてください。
からし
冷蔵庫にあるチューブのからしを、おっぱいに塗るというもの。
おっぱいマンの娘がこんなんでどうにかなるのか?と期待せずに試しましたが、効果はてきめんでした。
くわえた瞬間、異変に気付いて瞬時に離し、しかめっ面に!
不味さからおっぱいへの興味が薄れたようで、すぐにおもちゃで遊びだす。
それ以降も「パイパイからい?」と警戒心むきだしで、しばらく近寄っても来なくなりましたね。
ママが断乳・卒乳したいな?と思いついたとき、冷蔵庫にあるものなので一番お手軽です。
バイバイクリーム
これは、指しゃぶり防止のための神アイテムです。
断乳グッズというわけではないのですが、からしと同じで味覚に働きかけるという目的ではめちゃくちゃ有効です。
しかも調味料ではなく、れっきとした育児用のアイテムなので、口にしても安心です。
このクリーム、実際になめてみたのですが、後を引くかなり苦く嫌な味がします。笑
なので、からしよりもインパクトが強いようですよ。
マッキーで顔の絵を描く
単純にパイパイにマッキーで顔を描いて、恐怖心をあおるという方法です。
めちゃくちゃ単純だからこんなん効くのか?と思いますが、服をめくったらバッと顔が出てくると、なかなかびっくりするようです。
ここは画伯になって、インパクト勝負の、強烈な絵を描きましょう!!
カッ!と目を見開いた大きな目に、ぶっといまつげ、虫歯だらけの黒い歯が覗いた大きな口を、おっぱいにでかでかと書いたら、しばらくパイパイとすら言わなくなりました。
顔を引きつらせて逃げていきます。
断乳後に絞らないとどうなるか
こんな感じで、おっぱい=嫌なイメージとなるようにしたところ、徐々におっぱいへの執着が薄れていき、晴れて断乳に成功しました。
そんなとき、断乳後に出てくる問題は、おっぱいが張って痛いという状況ですね。
思ったよりもキツイ状況で、いくつか疑問がでてきました。
断乳後に絞らないと乳腺炎になる?
断乳できたのは良いけど、このまま絞らないとどうなるんだろう?
一般的な考え方としては、断乳後に絞らないと乳腺炎になる可能性があります。
母乳が出ている時期に急に授乳をしなくなると、乳腺に母乳が溜まってうっ滞性の乳腺炎を招くことがあります。また、乳管が詰まってしこりが残り、そのしこりを放っておくと炎症を起こして、乳腺炎を引き起こすこともあるんですね。
乳腺炎の主な症状には、乳房にしこりができて赤く腫れ、熱が出るひとも多いようです。
軽度の乳腺炎でも、何もせず放っておくと、症状がひどくなり、しこり部分の乳汁が化膿してしまうこともあるので油断は禁物です。
乳腺炎を防ぐためには、断乳後のケアが重要です。
断乳開始から3日間は、とくに胸に痛みが出やすいといわれているので、胸の張りが辛く感じたら、圧抜き程度に軽く搾って対処をする必要があります。
タオルや氷などで乳房を冷やし、4日目を目安にしっかり搾乳して母乳を出すこと、それ以降は1週間後、2週間後と残りの母乳をすべて出し切ることが基本的な対処法です。
ただし、乳腺炎になってしまうと、自力で治すことは難しいので、すぐに母乳外来を受診して医師の指示に従うようにしましょう。
断乳後に絞らないと乳がんになる?
よく見聞きする、噂レベルのものではありますが…
母乳を絞らないと、乳腺が詰まって乳がんになるって本当なの?
お世話になっている産婦人科に、実際に聞いてみたところ回答は…
母乳を絞らないことが、乳がんの原因とは考えられていない。
ひとまず、これを聞いて安心しました。
【体験談】断乳後に絞らないとどうなる
今なら『断乳後に絞らないと乳腺炎になるかどうか』理解していますが、当時の私は知りませんでした。
おっぱいを絞ることで、また母乳が生産されると聞いたので、絞らないほうが良いと思って、カチカチのままで我慢していたんですよね。
私の場合は、がっつり乳腺炎になりました。
断乳&乳腺炎コンボは、マジでやばかったです。
▼症状はこんな感じ
- 39度の高熱が2日間
- おっぱいが激痛すぎる
- 痛くて眠れない
- 全身の節々が痛い
乳腺炎になんてなったら、全身痛すぎて熱も出てしんどいし、もう本当に最悪でした。
そして、ただでさえ乳腺炎はきついのに、断乳したことによる詰まりMAXの鉄のようなカチカチおっぱい。
『えっ、鉄の板いれてんの?』ってくらい、サイボーグ化してましたね。
はぁ…思い出しただけで寒気がします(ブルブル)
『断乳後に絞らないまま放置』は危険なので、断乳後の乳房ケアは丁寧にしましょう。
私のようにならないように。
断乳後の乳房について
乳腺炎になってからは、産婦人科に駆け込んで、おっぱいを絞ってもらったら、3日くらいで乳腺炎は治りました。
そのときに助産師さんに、断乳したときの対処法について、色々と聞いてみました。
断乳後の乳房の変化を理解し、適切なケアを行うことで、不快な症状を軽減し、乳腺炎などの合併症を防ぐことができます。
断乳後の乳房の張りと痛み
断乳後、乳房が張るのは自然な現象です。
母乳の生産が続いているため、乳房が張り、時には痛みを伴うこともありますが、この張りは一時的なもので、時間とともに自然に和らぎます。
断乳後の乳房の痛みは、母乳が溜まっているために起こります。
この痛みは、乳房が張っている間に最も強く感じられ、徐々に軽減されます。
しかし、痛みが強い場合や長期間続く場合は、乳腺炎になる前に適切に対処することが必要です。
断後の乳房のケア方法
断乳後の乳房のケアは、乳房の張りや痛みを軽減し、乳腺炎のリスクを減らすために重要です。
乳房が張っている間は、適度に母乳を搾り出すことで、痛みを和らげることができます。ただし、搾乳は乳房の張りが強い時だけに行い、乳房が柔らかくなったら搾乳を止めることが推奨されています。
お世話になった産婦人科でも、断乳しておっぱいがガチガチで痛い場合は、適度に搾乳機で絞ると良いとアドバイスされました。
私のように酷い乳腺炎にならないように、適切に対処することをおすすめします。
搾乳機で絞る
娘と息子、2人の育児をしたので、搾乳機は3~4つ試していたのですが、全然絞れない搾乳機もあるんですよね。
その搾乳機が絞れないだけということに気付いておらず、搾乳機はこんなもんかと思っていたんです。
しかし、産婦人科に受診したときに、mederaの搾乳機を使っていて、助産師さんから使い方を教えて貰って試したら…
めちゃくちゃ絞れました!
- めちゃくちゃ絞れた
- パーツが少なく扱いやすい
- お手入れが簡単にできる
このような理由から、搾乳機はmedera一択です。
もう乳腺炎には絶対になりたくないし、2人目も考えていたので、帰ってからmederaの搾乳機をすぐにポチりました。
その後も、元のスカスカのおっぱいに戻るまで、何回も絞る機会があったので買って良かったです。
▼私が買ったのはこちら
▼さらに楽な電動もあります
AMOMA ミルクセーブブレンド
アモーマの「ミルクスルーブレンド」と「ミルクセーブブレンド」は、母乳育児をサポートするためのハーブティー製品ですが、それぞれ異なる目的と効果があります。
母乳のスムーズな流れをサポートする6種のハーブを配合しており、授乳中のママが経験する「つまり」や「チクチク」のトラブルを解決するために開発されました。乳腺炎を予防したい方や、乳房の張りや痛みに悩んでいる方におすすめです。
母乳の量が多すぎて困っているママ向けの製品です。母乳の量を適切に調節することで、過剰な母乳の生成を抑え、乳房の過度な張りや痛みを軽減することが期待できます。
どちらの製品も、母乳育児中のママの健康と快適さをサポートするために設計されており、ニーズによって、最適な製品を選択しましょう。
これだけ見ると『断乳には、ミルクスルーブレンドだよね?』と思いがちですが、断乳して出すぎる母乳をどうにかしたい場合は【AMOMA ミルクセーブブレンド】のほうがおすすめです。
私自身、はじめは【AMOMA ミルクスルーブレンド】のほうが良いと思い飲んでたのですが、【AMOMA ミルクセーブブレンド】の口コミが良かったのでこちらに変えてみたら、母乳の生産が落ち着いたような気がしましたよ。
こんな感じで、私の断乳エピソードでした。
断乳出来てからは、乳腺炎にご注意ください。
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